さくら通りみなみ歯科医院経営方針

当院では、以下の方針に則った運営を行っています。これは、形だけでなく、実際にも下記に則った運営をおこなっています。


基本理念:安全・安心・質の高い医療のご提供を通じて、地域社会の発展に貢献することを目指します。

患者さんが大学病院に求めるものを地域で提供したいと考えるようになり、2018年に開院致しました。大学病院に求めるものは、安全・安心・質の高さであると考え、それを提供することを基本理念と致しました。

「安全・安心・質の高い医療のご提供を通じて、地域社会の発展に貢献することを目指します」

この基本理念は今後も医院を支える考えであると認識しています。この基本理念は、医院の存在意義として、院長自身がいつも振り返り、これらを提供できるように日々努力をし続ける所存です。

一方で、医院の運営は以下に述べる医院のビジョンに沿って行っています。ビジョンは5つありますが、重要な順番に並んでいます。院長、スタッフ、全員が、何を優先させれば良いかを迷った時には、基本理念に照らし合わして、さらに以下のビジョンに従った優先順位としています。医院のビジョンについて説明する前に、院長の考え方について説明します。

人は何の為に生きるかという問いの答えが、人の為に尽くして徳を積むことと考えています。人の役に立つこと、喜んでもらえることをすることが使命でもあり、目的でもあります。その考えを実践することをビジョンの1番目、すなわち一番大切な事としました。

1.医院のスタッフの接遇向上に努め、快適な環境づくりに努めます。

これは、人の為に尽くすことを接遇という言葉で表現しています。接遇向上の対象相手は患者さんだけではなく、他の一緒に働くスタッフも含まれます。これは院長を含めて全員が実施するものと考えています。例えば院長からみると、対患者さんだけではなく、スタッフ、その他関係者の方々にも働きやすい環境作り、喜んでもらえるようなお仕事をするのが大切であると考えて実践しています。また、スタッフに喜んでもらえるように労働環境を改善することや、働きに見合ったお給料をだすのも、医院運営の意義と言えるくらい大切な仕事と考えています。そのためには、きちんと収益が確保できるようにすることも大切と考えています。

スタッフには、患者さんを思いやって大事にすることで尽くしてもらうのはもちろんのこと、他のスタッフに対しても、喜んでもらえるような、役に立てるように尽くして欲しいと考えています。スタッフの接遇向上というのは、対患者さんだけでなく、対他のスタッフ、対院長を含んでいます。そこで、他人に喜んでもらう為に努力をできるということが一番大事と考えています。もちろん、医院や他のスタッフの不平・不満を述べる事で気分転換をはかって仕事をするのもあるかもしれませんが、それよりもストレスとしてためる前に院長等に相談して早めに改善してお互いが働きやすい環境を作っていけると考えていますし、良いと考えています。


2.感染対策において安全な運営を可能とするシステムを構築し、安心できる医療を目指します。

限られたリソースの中で、安全・安心を担保できる境界線をみんなで議論して決めるのが重要と考えています。自分が受ける側として考えたときに受けたいと思える環境を整えています。しかし、心情的になことだけではなく、エビデンスに基づいて議論するのが大切と考えています。自分が働く医院は不潔と考える状態で、医療を提供するのは間違いであると考えています。感染対策の為の設備投資は開院当初から積極的に行っています。ミーレディスインフェクター導入は、洗い物等の必要性をなくすことにより、スタッフの針刺し等のリスクを減らすことができると考えています。また、タービンやコントラも、手間がかからずに洗浄、滅菌、注油までを自動で行う事ができるDACユニバーサルも導入しています。タービン、コントラ、PMTC用コントラも、必要な台数を揃えています。また、口腔外バキュームを全ユニットに標準装備しています。また、床の掃除は、モップの洗浄を自動で行う機能のついた自動モップシステムを用いています。人の手間を必要とすることを機械にゆだねることができる事に対しては、出資を惜しみません。

3.予防医療の重要性を啓蒙することに努めます。

予防医療は衛生士さんだけの仕事ではありません。院長含めたスタッフ全員が一丸となって取り組んでいることです。近年、歯があること、噛めることが認知症予防に有効であることや、歯周病が全身疾患に影響を与える等の研究結果が出ています。歯周病菌が毛細血管から全身に走行して色々な全身疾患を引き起こすことを考えると、歯周ポケット内に細菌を残存させないようにするためのTBI、SPT、が当院では重要な役割を果たすことが分かります。また、口腔機能も重要視しています。例えば、子供の口腔機能の発達や、高齢者の口腔機能を維持することにも着目した予防を行っています。例えば、虫歯がある人には、最初に虫歯が進行しない環境を作るように説明をしますし、将来的に歯並びが悪くなる要素の強いお子さんには、MFT(OMT)などの筋機能療法をおこなって、できるだけ正常な発育を促すようにしています。また、高齢者で単身の方には、舌機能の低下に注意して、あいうべ体操や、舌の機能運動をするように指導もしています。できるだけ予測をして、将来悪くなるのを防ぐことができるように務めています。当院では、予防は単純にメンテや物販を行うだけのものとしてではなく、患者さんが将来的に治療が必要な状態にならないように今できることをしていくことを中心に行っています。これは、院長がフルマウスの大がかりな治療を行いながら、同時に、フルマウス治療など大がかりな治療が終わった患者さんの状態を維持するのに、10年、15年とメンテナンスに尽力してきた経験に基づくものです。

4.公共性を確保し、効率的で健全な歯科医院経営に努めます

医院は個人の利益追求を目的とする場所ではなく、適切な医療を提供する場所であるということを重要視します。また、収益性を軽視することなく、効率化をはかることを目標とします。